広島藩(芸州藩・安芸藩)
42万6,000石 外様 浅野氏 侯爵 広島県広島市
「明治元年武鑑」
(御家老)
浅野右近
浅野豊後
上田主水
(御中老格)
浅野外衛
(御年寄)
生田筑後
關蔵人
杉田相模
梶田讃岐
菅勘解由
(御番頭)
寺西雅楽
森島佐伊記
浅野助九郎
寺尾佐兵衛
畠山尚衛
杉田新兵衛
石井大膳
大橋和多理
浅野杢
小鷹狩平馬
寺尾隼人
(御用人)
櫻井織部
木村左馬介
堀江太左衛門
松宮滝次郎
中井出衛
栗間内蔵之助
堀田恂之助
小幡孫兵衛
八島外守
中野富三郎
大島靱負
高野内膳
野村良之進
蒲生織之助
石田弥五郎
浅野小次郎
松野静麿
永田定二
(御城使)
梶川銀次郎
福永助左衛門
広島藩士の168余家の家祖から大正時代の戸主までを記した由緒書をまとめた「藩士家系録」(『芸藩輯要』林保登編 芸備風土研究会 1970年 復刻版)に収録されている藩士苗字の一覧。()内は氏姓と家紋です。
〔あ〕
安宅(清和源氏・釘抜き)
安宅(橘・丸に三つ茶の実)
天方(纏に鉄砲一)
天野(桓武平氏)
天野(瓢蕈茗荷)
浅野(清和源氏・沢瀉)
浅野(清和源氏・亀甲に鷹の羽)
浅野(清和源氏)
浅野(桓武平氏関流・丸に揚羽蝶)
浅野(清和源氏土岐流・桔梗)
浅野(清和源氏・亀甲に三つ引き)
浅野(宇多源氏薄田流・丸に四つ星)
浅野(清和源氏・石持ちに一文字)
浅野(清和源氏・亀甲に鷹の羽)
浅野(藤原・亀甲)
〔い〕
伊庭(源・丸に蔦)
伊藤(藤原・丸に片喰)
一塲(丸に一文字)
今田(左三つ巴)
今中(藤原)
今村(丸に剣片ー花菱)
池内(藤原・梅鉢)
石田(梅鉢)
石津
石寺(扇に一文字)
井上
井上
〔う〕
上田(清和源氏・釘抜き)
植村(丸に抱き柏)
上野(丸に三つ石畳)
植木
〔え〕
惠美(丸に三つ柏)
〔お〕
大橋(清和源氏・抱き茗荷に一文字)
大久保(藤原・上の藤の内に大文字)
岡
岡田(清和源氏・片喰)
岡田(清和源氏・つなぎ五つ星)
岡田(清和源氏・剣花菱)
岡田(源)
岡野(宇多源氏・扇丸旗白)
奥(清和源氏)
奥山(行用菊)
大平
〔か〕
河原(丸に十万)
川上(源・餅角に三つ餅)
川村(源・亀甲に三つ柏)
川崎(丸に流菊)
香川(桓武平氏・左三つ巴)
勝田(藤原・三つ鱗)
勝浦
蒲生(藤原・蔦)
甲(桓武平氏)
上坂
甲田(下り藤)
亀田(五三桐)
神尾(丸に敷瓦)
觀興寺
〔き〕
木全(左三つ巴)
〔く〕
久保田
栗城(下り藤)
串田
〔こ〕
小出(藤原・丸に刻桜)
後藤(三葉蔓柏)
小堺(清和源氏・石持ちに輪鼓)
小島(宇多源氏・琴柱)
近藤
〔さ〕
斎藤(藤原・丸に撫子)
坂口(角の内に蛇の目)
坂本(後深草源氏・五七桐)
佐竹(清和源氏・扇に日の丸)
佐々(宇多源氏・石持ちの内に釘抜き)
櫻井(隅切り角に三つ星)
佐々木
〔し〕
柴田(環木瓜に唐花)
白幡(丸に四つ目)
清水(橘・五三の布袋桐)
進藤(丸に向かい雁金)
進藤(藤原・葉敷牡丹)
〔す〕
諏訪(諏訪・諏訪梶の葉)
菅野(源・子持蕎麦折敷左万字)
杉田(藤原・丸に三本杉)
杉谷(藤原・丸に剣花菱)
杉江(丸に三つ柏)
周參見(丸に六枚笹の下に横一文字)
鈴木(藤原・下り藤)
薄田(宇多源氏・丸に桔梗)
〔せ〕
關
關(桓武平氏・揚羽蝶)
〔た〕
田原(藤原・亀甲に矢筈)
谷崎
高橋
高橋(源・丸に三つ星)
高田
高槻(穂積)
高野(丸に矢筈)
高野(耳七宝に抱き茗荷)
高間(清和源氏・三階菱)
田上(藤原・下り藤)
田中(清和源氏)
玉田
竹腰(紀・丸に笹)
武井(丸に古篆生文字)
田島(宇多源氏・石持ちに剣花菱)
坪井(蕎麦折敷に三階菱)
土屋(清和源氏・三つ石畳)
高野
高島
〔ち〕
調子
近木(橘・十二葉菊)
〔つ〕
辻(源)
〔て〕
寺西(桓武平氏・丸に二つ引き)
寺田(源・藤巴)
手島(越智河野・餅角に裏蔦)
〔と〕
百々(宇多源氏・笹丸)
戸田
道家(藤原・丸に州浜)
戸島
〔な〕
中西(清和源氏)
中尾(村上源氏・楮葉)
中村(宇多源氏・菱四つ目)
鯰江(宇多源氏)
中井
永原
〔に〕
西(剣巻木瓜)
西村(五七桐)
西村(丸に揚羽蝶)
西川
〔ね〕
根尾
〔の〕
野村(源・輪摺車)
能勢(源)
〔は〕
畠山(五七桐)
服部(源氏車に並び矢筈)
服部
原(清和源氏・桔梗)
林(藤原・五葉蔓柏)
林(宇多源氏)
橋本
伴(宇多源氏)
早水
〔ひ〕
一柳(越智河野・丸に釘抜き)
平田(清和源氏)
平野(丸に三つ鱗)
日比(揚羽蝶)
〔ふ〕
二川(源・丸に四つ茶の実)
藤田(蛇の目)
藤田(清和源氏)
藤野
藤田
〔ほ〕
堀(丸に向かい梅)
堀田(紀・竪木瓜)
〔ま〕
増井(糸輪に五七桐)
松林(糸輪に三つ目)
松野(村上源氏)
牧原(丸に木瓜)
槇田(滋野・結び雁金)
牧野(源・丸に三つ柏)
間宮(隅立て四つ目)
前田
〔み〕
三好(清和源氏・三階菱)
三田村(清和源氏・轡)
南
三浦(桓武平氏・丸に三つ算木)
箕浦(清和源氏・藤丸に一文字)
御牧(藤原)
三好
〔も〕
森島(源・左三つ巴)
〔や〕
薬師寺(難波親王の裔・丸に三つ橘の下に二つ引き)
山香(宇多源氏・石持ちに山文字)
山香(菅原・梅鉢)
山田(清和源氏・丸に鱗)
保田(丸に武田菱)
山田
安井
〔ゆ〕
湯川(清和源氏・花菱)
弓削(丸に橘)
湯川
〔よ〕
米田(桓武平氏・抱き茗荷の内に根笹)
〔ら〕
頼(瓶子)
〔り〕
龍神(清和源氏)
龍神(穂積・重側折敷)
【明治初年の士族と卒族の戸数】
士族 1,780戸
卒族 4,730戸
【系図・家譜・由緒書】
「藩士家系録」 『芸藩輯要』第4編 林保登編 芸備風土研究会 1970年 復刻版 168余家の家祖から大正時代の当主までを記した由緒書。『芸藩輯要』 はGoogleブックスで閲覧可能。
「旧臣録」 同上第3編・『広島県史』近世資料編Ⅱ 広島県 1976年に収録
「浅野諸士略伝」 三原市立図書館 江戸後期の成立 200余家の由緒書。
「済美録」 東京大学史料編纂所 広島藩の家史で全466巻、893冊にのぼる。
『訂正芸藩輯要人名索引 増補版』 高橋新市編 1989年
『惇信会会員略系』 林保登編刊 1923年
広島藩士の由緒が簡潔に列記されています。国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧可能
【藩士名簿】
(明治3~4年)「永世禄士族帖」 『芸藩輯要』第3編 林保登編 芸備風土研究会 1970年 復刻版
(明治初年)「藩士職禄」 『芸藩志』20~21巻 橋本素助 川合鱗三編 文献出版 1978年
『廣島縣士族家祿奉還資金調』 広島県立図書館
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